負け犬女vs勝ち犬女

形から入るか、中身から入るか

 ずっと以前(10年も前)から、この「形から入るか、中身から入るか」という問題が頭にこびりついている。
 物事に取り組むとき、とにかく形式を守る、手続きを守ることを重視する人と、本質を捉えて、そこから組み立てていこうとする人がいる。
 私自身は後者だから、前者の人とはうまく行かない。

 今日(7月31日)の午後、テレビを点けたら民放で「ジェネジャン」という番組をやっていて、そこで「負け犬女vs勝ち犬女」という座談会をやっていた。
「負け犬女」は、30代の女性で未婚もしくはバツイチで子供がいない女性。「勝ち犬女」はその反対で、家庭を持った女性というもので、女優の杉田かおるとか、さとう珠緒、千秋などが、あけすけにいろんな意見を言い合っていた。
最後に、俳優の加藤鷹が出てきて、「負け犬系の人はビジュアルについての発言が多くて、勝ち犬系はメンタルなことでの発言が多かった」と言っていた。
またさとう珠緒が「好きな人がいたけどオナラの臭いがいやで別れた」と言ったのに、加藤は「好きだったら許せるし、彼もあなたに気を許しているからオナラをするんだろう」と言っていた。
商品を買うときに、大きさとか性能とかを一つ一つ確かめて、優劣を決めていく人と、「ここが気に入った」とほかの問題は切り捨ててモノを買う人と(同じ人でも場合や商品の種類で違うのかもしれない)がいるが、そういう問題なんだろう。

私は、女性にもそれぞれの生き方があって、30代、独身、子なしが「負け犬」とは思わない。結婚しないのも選択肢だと思う。要は、自己実現できているかどうかだ。

人生は、働いて、食べて、遊んで、「まあよかった」ではないと思う。それぞれの人に、夢があり「思い」があって、それを成し遂げることが「生きがい」だと思う。
そういう意味では、お互いの「思い」を理解してサポートしあえる関係が理想的な夫婦なのではないか。そこから見て立派な紳士・淑女のペアも、「思い」をベースにした協働のパートナーでなければ、やっぱりつまらないのではないかと思う。